こんにちは、としです。
今日はオールドABU5000の分解手順を写真で紹介したいと思います。
基本的にはABUのリールに付属している部品番号図(パーツリスト)をご覧頂ければわかると思いますが、やはりカラー写真の方がわかりやすいので、自分の備忘録的にも記事にしていこうと思います。
注意事項としてABUリールは型番が同じでも製造された年代でパーツの種類や数が違う場合がありますので、基本的には自分の所持しているリールの「部品番号図(パーツリスト)」を手元に用意してから分解する事をオススメします。
もし「部品番号図(パーツリスト)」が無い方は「ピュア・フィッシング・ジャパン」のページにいくつかリストが有りますので参考にして下さい。
目次
今回使用する工具
ハンドルパーツの取り外し
右のサイドカップ取り外し
左のサイドカップ取り外し
左サイドカップのギアやその他関係取り外し
右サイドカップ内のギア関係取り外し
フレームに付いているウォームギアやレベルワインダー等の取り外し
組み立て方
組み立て方は基本的に分解方法の逆で組み立てて下さい。
分解したと言う事は洗浄と注油関係も行うと思いますので、下記の要領で注油して下さい。
洗浄にはこちらのパーツクリーナーがプラスチックを痛めないのでオススメです。
オイル・グリスはこちらがオススメです
オイル
グリス
グリスとオイルの塗布量と箇所
・ギア関係(左右サイドカップ内のギア部品)には薄くグリスを塗布する。
・ドラグ関係(右サイドカップ内のドラグワッシャーなど)には薄くグリスを塗布する。
・クラッチ関係(右サイドカップ内のクラッチ部品)の可動部分にはグリスを塗布する。
・ベアリングやスプールの軸関係にはオイルを塗布する。
・メカニカルブレーキのキャップの中(銅板のような正方形の板パーツやフェルトパーツ)はオイルを少量塗布します。
・ウォームギアには薄くグリスを塗布する。(釣行毎にメンテする方ならグリスでは無く、オイルを塗布される方もいらっしゃいます)
・ウォームギアのカバー(レベルワインダーと接触する部分)には薄くオイルを塗布する。
組み立て完了後に動作確認を行い、問題なければ組み立て完了です。
もし違和感を感じたら焦らずにもう一度分解して、部品の向きや順番などが間違っていないか確認しながら組み立て直しましょう。
大抵の場合は初歩的なミス「部品の向きや順番間違え」でスプールやハンドルが回らなかったり、サイドカップとフレームに隙間が出来たりと言ったトラブルが発生します。
組み立て時の注意点
組み立て完了です。
まとめ
今日はオールドABU5000の分解方法を写真を多めに使用して紹介しました。
「部品番号図(パーツリスト)」だけではわかりにくい所もありますので、初心者の方には参考になると思います。
分解時、最大に注意する場所はクラッチ部分にあるバネ3箇所です。
必要以上に伸ばしてしまうと元に戻らなくなります。
運良く中古の交換パーツが売っていれば良いですが、最悪は別のリールからの移植しか復旧させる方法がなくなってしまいます。
なので、バネを外したい時は、ピンセットを使用して慎重に作業して下さい。
私は一度だけですが、バネを指でつまんで引っ張ったために、バネが伸びて戻らなくなった経験があります。
基本的にバネを伸ばしすぎなければ大丈夫です。
今度は先日フィネスチューンを行ったABU2500C改1500の分解手順も写真付きで紹介しようと思います。(ギアとクラッチ以外はほとんど同じ部品構成ですが・・・)
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。