こんにちは、としです。
今日はオールドabu5000のジャンク品を復活させようと思います。
事の発端はいつもの気まぐれですが、オールドabu5000で釣りをしたかったからです。
ただ古いだけだと面白くないので、言わば双子の兄弟とも言える存在である、製造日が私の誕生日と同年同月のabu5000を復活させて一緒に釣りに行きたいと思います。
目次
オールドabu5000の購入
今回は古いリールなので、自分の誕生日と同年同月に製造された物を探すのに時間が掛かりましたが、なんとかゲットする事が出来ました。
製造年月日はフットナンバーで確認します。
色んな標記パターンがありますが、今回の物はわかりやすい標記の物で730101、730201、730301と刻印されている3台を購入しました。
ちなみに、それぞれ1973年1月、1973年2月、1973年3月の製造と言う意味です。
こちらの3台になります。
製造年が全て私の誕生年と同じ1973年ですが、製造月と誕生月が同じなのは1台だけで残りの2台は、ずれています。
グリスなのか土なのかわからない汚れが多数あり、ハンドルは無くクラッチが切れない状態です。
・真ん中の物はメンテがしっかりされていて、一番程度の良い物(このまま直ぐに釣りに行けるくらい)ですが、製造月が違うのでカスタムチューンしていこうと思います。
・右側の物はそこそこのコンディションですが、こちらも製造月が違うので部品取り用として購入しました。
画像一番左のハンドルが無いジャンク個体を復活させるために、生け贄になっていただきます。
分解清掃
それではジャンク品を分解して行きます。
abuのリールは簡単な構造になっていますのでメンテが楽ですね!
さくさく分解して行くのですが、内部の状態が酷いです。
下の画像を見て貰えればわかると思いますが、グリス・グリス・グリスです。
ギア以外のオイルが必要な所にもグリス!
とにかくグリスを付けまくって、その後はノーメンテだったのでしょう。
幸いにも物理的な故障は無く、ただグリスが古くなって固着してクラッチが切れない状態でした。
また、メインギアですが下の画像の状態から歯車の部分が外れるのが普通ですが、グリスが固着してどんなに力をいれても外れなかったので、パーツクリーナーに一晩漬け込みました。
他の部品は下記のプラスチック対応のパーツクリーナーで洗浄後、中性洗剤を溶かした水に一晩漬け込みます。
翌日なんとかメインギアを分解する事が出来ましたので、組立に入りたいと思います。
組立・メモリアルabu5000復活
分解した手順とは逆の手順で組み立てて行きます。
今回はこちらのオイルとグリスを使用して組み立てます。
両方とも非常に有名で高評価なオイルとグリスです。
オイル
グリス
オイルについては少量塗布するだけで問題無いですが、こちらのグリスは非常に粘度が高いため筆を使用しての薄塗りが基本になります。
もし厚く塗ってしまうと、ハンドルが重く感じますので直ぐにわかります。
その場合はもう一度バラして、筆などを使用して余分なグリスを除去します。
あとは、部品取り用のリールからハンドルと太軸スプールを移植します。
全ての部品を組み立てて完成です。
ハンドルを回してみますが、気持ちよく回ります。
クラッチも普通に動作しますので、故障の原因はやはりグリスの固着だったのでしょう。
パーツクリーナーで洗浄したおかげで、外観も見違えるように綺麗になりました。
まとめ
使用した部品も全て同年に製造された物を使用して、当時の部品のみで組み立てた完全ノーマルのabu5000が完成しました。
古いリールですのでボールベアリングも無く、ギア比も3.5:1程度だったと思います。
今のリールと比べると性能的には劣りますが、私はそれ以上の魅力をこのリールに感じています。
はじめにも書きましたが私と同い年のリールです。
双子の兄弟のように一生の相方として、釣りが出来なくなるまで使って行こうと思います。
本当に一生物の宝物が出来ました。
もし興味がありましたら、ぜひご自分の誕生年と同じ製造年のabuリールをゲットして釣りをしてみて下さいね。
こだわるなら、私と同じように誕生月まで合わせて行きましょう。
最後まで読んでいただき、有り難う御座いました。
次回は、もう一台のabu5000にカスタムパーツを組み込んでチューニングして行こうと思います。
お楽しみに!
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