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レザークラフト 革包丁ケース作成記

こんにちは、としです。

今日は、新しく「革包丁」を購入したので専用のケースを作りたいと思います。

YouTubeで活躍されている「Melody channel」さんの動画を参考に、公開されている型紙の寸法を変更して作成しました。

初心者向けの難易度だと思いますので、みなさんもチャレンジしてみて下さい。

CADで型紙作成

CADの使い方などについては「レザークラフト CADで型紙を作成しよう!」を参考にして下さい。

「Melody channel」さんが36mm用-革包丁ケースの型紙を公開して下さっていますので、革包丁の寸法が同じならそのまま使用出来るのですが、私の革包丁は39mmありますので型紙の修正が必要です。

まずは型紙の寸法をCADで丸写しします。

そこから幅や長さを自分の革包丁に合うように調整して出来た図面に、穴あけ位置を再度配置して行きます。

こちらが完成した幅39mm用革包丁のCAD図面になります。

厚紙に貼り付け-型紙の切り出し

完成したCAD図面をコピー用紙に印刷します。

印刷後、実際に幅や長さを測定して寸法が間違い無いか確認します。

次に厚紙にのり付けしてから、良く切れるカッターで切り出します。

革床の処理

型紙を貼り付ける前に、革床(革の裏面)の処理をします。

やり方は簡単で、トコノールをヘラで塗りつけた後にガラス板でこすりつけるだけです。

ガラス板が無い方は底の平らなガラスコップでも代用可能です。

型紙の貼り付け-マーキング-切り出し

革床の処理が終わりましたら裏返して銀面に型紙をセロハンテープで貼り付けます。

次にキリを使用して、穴あけ位置のマーキングを行います。

今回は全ての位置をマーキングしました。

マーキングが完了したら、型紙に合わせて慎重に切り出します。

大きく切る分には簡単に修正が出来ますが、小さく切ると全体の大きさを調整する必要が出て来ますので、心配な人は少し大きめに切りましょう。

コバ処理と菱目打ちで穴あけ

貼り合わせに関係の無いベルト部分などはこの段階でコバ処理を行います。

ヘリ落としを使って角を落としてから、トコノールを塗布してから「コバ磨き帆布」で軽く磨くと艶が出て来ます。

その後、先程付けたマーキングに合わせて菱目打ちを使用して穴あけを行います。

今回はコーナーの部分のみ1本菱目打ちで、他の部分は4本菱目打ちを使用して穴あけしました。

因みに型紙の穴間隔は4mmでしたので、菱目打ちも4mm間隔の物を使用しています。

革の貼り合わせ

革をゴムのりを使って貼り合わせて行きます。

接着面をカッターの背中側を使って荒らしてから「のり付け」します。

のり付けは接着する両方の革にのりを塗布してから貼り合わせ、手縫い針を縫い穴の数カ所に通して位置ずれを防止します。

ローラーを使用して圧着して行きます。

余分な革の切り落としとベルトループの縫い付け

真ん中の材料は初めから大きめの寸法になっているので、貼り合わせた状態で余分な部分をカットして行きます。

また、この状態でないとベルトループの縫い付け作業が出来ませんので縫い付けて行きます。

シニュー糸を使用して縫い付けていきますが、最後の糸処理時には「ファンテック カービングヒートペンCH-1」が便利です。

ライターと違い、革を焦がす事がないので初心者にも安心です。

裏面材料の貼り付けと縫い合わせ

ベルトループの縫い付け作業が完了しましたら、裏面の革部品をゴムのりを使用して貼り合わせ、ローラーで圧着を行います。

後は縫い合わせて行きましょう。

今回の糸の長さは「縫う長さの5倍」にしましたが少し長すぎでした。

しかし、その分縫い易かったと思いますので、初心者の内は長めで作業した方が良いと思います。

最終のコバ処理と捻引き

縫い作業が完了しましたらコバ処理を行います。

紙ヤスリの240~600番までを使い、荒い順番にヤスリがけして形を整えて行きます。

ヤスリがけが完了したら、ヘリ落としで角を落とします。

次にトコノールを塗布して「コバ磨き帆布」で磨きます。

その後、捻引きを行ったのですが使用した工具が大きすぎてうまくいきませんでした。

やはり動画で使われているような小型な工具が最適だと思います。

完成

なんとか完成しました。

もう一本、革包丁を持っていますので、次はもっと上手に作りたいと思います。

まとめ

今日は「Melody channel」さんの動画を参考に革包丁ケースを作ってみました。

「Melody channel」さんの動画のようには上手に作れませんでしたが、初心者の練習にはピッタリだと思います。

レザークラフトの一連の流れがわかりますので勉強になりました。

また、実際に作業するのと動画で見るのとでは雲泥の差が出ます。

動画では簡単に縫っていましたが、縫う厚みが厚くなる程縫いにくくなりますので、初めの菱目打ちが重要になってきます。

今回の私の失敗は最初の菱目打ちを適当な深さで開けていたので、3枚が重なった最終の縫い付け作業では、手縫い針を引き抜くのにラジオペンチを使用して引き抜かないと針が通らない位、縫い穴が小さかった事です。

もしくはゴムのりが穴をふさいでしまったのが原因かも知れません。

まだまだ経験不足なことを実感しました。

これからも色んな物を作って行こうと思いますので、よかったらまた見に来て下さい。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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